医療業界向けチタン切削加工品の量産対応

医療業界向けチタン切削加工品の量産対応

加工ポイント

純チタンが選ばれる理由とは?材質特性と医療用途の関係

純チタンは軽量で強度が高く、錆びにくいという特性に加え、「生体適合性」に極めて優れているのが最大の特徴です。

生体適合性とは、人体に害を与えず安全に使用できる性質を指します。体内に埋め込んでもアレルギー反応を引き起こしにくく、周囲の組織と安定して共存できるため、人工関節や歯科用インプラントなど、医療分野の重要部品に不可欠な素材となっています。

一方で、切削加工においては工具摩耗や激しい発熱を伴う「難削材」であり、加工には最適な条件設定と熟練の技術が求められます。

純チタンの切削加工における課題と解決策

純チタンは熱伝導率が低いため加工中に切削点へ熱が集中しやすく、工具の溶着や激しい摩耗が起こりやすい素材です。また硬度も高いため、寸法精度の確保が非常に難しいという側面もあります。

小野製作所では、これらを以下の多角的なアプローチで解決しています。

  • 熱対策の徹底:切削油の十分な供給と、最適な切削速度・送りの設定。
  • 専用工具の活用:チタン特有の性質に合わせたコーティング工具を選定。
  • 剛性の高い加工環境:自社設計の治具により、安定した精度と美しい仕上げ面を確保。

【加工事例】複雑形状の医療機器向け純チタン部品

医療機器に用いられる複雑な形状を持つ純チタン製部品(20×20×30 mm)の事例です。通常のチャッキング(固定)が困難な形状でしたが、自社設計の専用治具を導入することで、難削材の加工と安定した量産体制を同時に実現しました。

小野製作所の「治具設計力」

形状が複雑で掴みどころのないワークに対しても、当社では形状に合わせたクランプ治具を自社で設計・製作。切削時の振れやズレを物理的に抑え込み、複雑形状×難削材という悪条件でも、高い歩留まり(良品率)を維持した量産が可能です。

複雑形状・チャッキング困難なチタン部品を切削する技術

独自の治具ノウハウは、単に固定するだけでなく「加工の再現性」を高める役割も果たします。

  • 振れ・ズレの完全防止:ワークの微細な動きを封じ、チタン特有の切削抵抗に打ち勝つ保持力。
  • 量産への最適化:着脱の効率と精度の再現性を両立し、コストパフォーマンスを向上。

「他社で固定が難しいと断られた」という複雑形状でも、当社の治具技術とチタン加工ノウハウを組み合わせることで、高精度な製品をお届けすることが可能です。

この製品について

部品形状
複雑形状
材質
純チタン
サイズ
20mm × 20mm × 30mm

切削加工・治具製作のご相談を承ります

当社は、アルミやステンレスの他、チタンやインコネルなど難削材の高精度加工を得意としています。
航空機部品の分野で培った技術力で、1,000mm以上の大物部品の加工も高い精度で加工可能です。
難削材や大型製品の高精度加工でお困りの際はお気軽にご相談ください。


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